ドストエフスキー『罪と罰』の舞台を歩く

ロシア

サンクトペテルブルクからエカテリーナ宮殿に向かう道すがら、メトロのセンナヤ広場駅(Sennaya Square)で途中下車。
しばし『罪と罰』の世界へ。

ドストエフスキーが『罪と罰』を執筆したアパート
ラスコーリニコフが住んでいたアパート

ドストエフスキーが『罪と罰』を執筆したアパートと道を挟んで向かい合っています。
ラスコーリニコフはこのアパートの屋根裏に暮らしていました。

ノビ
ノビ

歩いていたら、向こうから来た近隣住民らしき高齢の男性に「ドストエフスキーのアパートメントを探しているのか?」と聞かれました。
きっと訪れる観光客が多いのでしょう。
頷くと、こっちだというゼスチャーをしたので、付いていったらまさにここにたどり着きました。
男性は一見気難しい雰囲気でニコリともしなかったけど、わざわざ案内してくださった優しさが胸にしみました。
どこかで見たような感じだと思っていましたが、後日、昔西洋文学史の資料で見たツルゲーネフに似ていたのだと判明。
ツルゲーネフがドストエフスキーの家に案内してくれた!
勝手なフィクションですが、おかげで忘れられない思い出になっています。

金貸しの老女が住んでいたアパート

このアパートでラスコーリニコフは、老女アリョーナとその義妹リザヴェータを殺害する。

ソーニャが住んでいたアパート

ソーニャの部屋の隣には、ラスコーリニコフの妹ドーニャに未練を持つ富豪のスヴィドリガイロフが住むことになる。
ある日、ラスコーリニコフが自分の犯行をソーニャに告白したところ、隣の部屋のスヴィドリガイロフに盗み聞きされてしまう。

警察署

予審判事ポルフィーリィとの戦いの舞台となる場所。

ドストエフスキー文学記念博物館

『罪と罰』との直接の関連はありませんが、晩年ドストエフスキーが住み、『カラマーゾフの兄弟』を書いた場所。

ロシア文学を代表するドストエフスキーの代表作。
まず雰囲気をつかむには漫画もおすすめです。