新幹線を利用する際に、チケットショップで安いきっぷを探す人も多いことでしょう。
この方法では定価で購入するよりも、数百円から数千円安くきっぷを買うことができます。
カラクリは、これが元は新幹線の回数券だということです。
バラ売りすることで、定価よりも安く購入することができています。
しかしこの回数券ですが、販売が徐々に終了していて、東北新幹線は2021年6月30日発売分をもって終了してしまいます。
そうなったら、どうやって安く新幹線に乗ればいいのでしょうか?
そこでお勧めしたいのが「えきねっと」で購入できる割引きっぷ「えきねっとトクだ値」です。
ここでは、「えきねっと」のサービスの中から、お得に新幹線のきっぷを購入する方法を紹介します。
東北・北海道、北陸へ新幹線で旅行や出張をする人は必見です。
「えきねっと」とは?
JR東日本の子会社である(株)JR東日本ネットステーションが運営するWebサイトで、JRが取り扱うきっぷやツアーの予約受付けなどを行っています。
ここで特に取り上げたいのが「新幹線eチケットサービス」で、早めの予約でお得な「えきねっとトクだ値」、さらに割引率の高い「お先にトクだ値」「お先にトクだ値スペシャル」が設定されています。
えきねっとの割引料金はこんなに安い!
JR東日本が運行する新幹線であれば、最大で50%の割引で購入できます。
区間 | 普通車指定席 通常料金 | お先にトクだ値 | お先にトクだ値スペシャル (50%割引) |
東京-仙台 | 11,010円 | 7,070円(35%割引) | 5,440円 |
東京-新青森 | 17,670円 | 13,090円(25%割引) | 8,730円 |
・えきねっとトクだ値(5~15%割引)
1ヶ月前10時から乗車日当日の1時40分までの予約
・お先にトクだ値(25~35%割引)
1ヶ月前10時から乗車日13日前の1時40分までの予約
・お先にトクだ値スペシャル(50%割引)
1ヶ月前10時から乗車日20日前の午前1時40分までの予約
※列車、座席数、区間は限定されています。
きっぷの予約方法
予約する前に会員登録する必要があります。
- 「新規会員登録」から個人情報の取扱い、規約類を確認して「同意する」をクリック
- メールアドレスを入力して「メール送信」をクリックすると、メールが送られてくるので、本文中のURLにアクセス
- ユーザーID、パスワード、個人情報、決済するクレジットカード情報、交通系ICカードの番号等を登録(交通系ICカードの番号は後で登録することや変更することもできます)
次に予約方法です。
予約までの入口は何通りかあるので、代表的な方法をここでは紹介します。
- トップページの「きっぷ予約・変更」から「会員さま向けサービス」の「きっぷ予約」をクリック
- ユーザーID、パスワードでログイン(セキュリティ認証でパズル認証が必要)
- 新規予約申込・事前受付のところで「指定席」をクリック
- 「東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、北海道新幹線」か「上越新幹線、北陸新幹線」をクリック(これ以外の東海道新幹線などは「トクだ値」で購入することはできません)
- 「乗車日」「出発時刻」「利用区間」を指定して「以上の内容で空席を確認する」をクリック
下のような画面が表示されますので、新幹線eチケットの欄にトクだ値の設定があれば、割引価格できっぷを購入できます。
- 利用する列車のトクだ値のボタンを選択し、人数を入力して「座席選択へ」
- シートマップから選択する方法や、並び方や位置から座席を指定
- 利用するICカードを選択(後での変更も可能)して予約完了
注意することは?
- えきねっとトクだ値で購入できるのは、東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、北海道新幹線、上越新幹線、北陸新幹線のきっぷです。
- 交通系ICカード(suica、pasmo等)又はモバイルSuicaで乗車する必要があります。紙のきっぷで受け取りたい場合は、残念ですが割引はありません。
- えきねっとトクだ値は列車、座席数、区間限定で設定されている割引きっぷのため、席数が上限に達した場合、早めに取り扱いが終了することがあります。
- トクだ値で同時に購入できるのは6名分までです。
- 利用できるのは指定された列車、座席のみです。他の列車は自由席でも乗車できません。
変更・キャンセルはできるか
払い戻しは発車前かつ未使用の場合に限り可能です。
交通系ICカードによる乗車なら、乗車日の出発時刻4分前まで、かつ22時54分までなら変更や払い戻しが可能です。
払い戻しの場合は座席1席につき320円の手数料がかかります。
いかがでしたでしょうか。
「えきねっとトクだ値」ならチケットショップよりも安くきっぷを購入できます。
これからは「えきねっと」で新幹線のきっぷを予約して、交通系ICカードで乗車するのが一番いい方法だと思います。
記事は2021年5月時点の情報です。