意外や意外、こんなに楽なものだったの!? 胃カメラ・大腸カメラ同時検査(麻酔あり)体験記

いろんなこと

胃カメラ、大腸カメラ検査は、特に歳をかさねたら受けた方が良いと見聞きします。
しかしながら思い浮かぶのは「つらい」「苦しい」「痛い」「恥ずかしい」等々、数多のネガティブなイメージ。
記憶に残る、過去に受けた方の体験談がますます決心を鈍らせます。
わかってます、ですよね、受けるべきですよね。でも怖いんですよ!嫌なんですよ!

こうして後回しにし続けていましたが、今回は先生の勧めもあり思い切って検査を受けてきました。
近年に受けた友人の「麻酔さえかけちゃえば全然平気だった」というひと言が大きかったです。

結論をいえば、検査自体は全然楽でした。正確に言うとカメラが入っていた間のことをまったく知らないです。

少し大変なことを挙げるなら、検査前の下剤の服用です。
味と見た目はスポーツドリンクでした。
1.8リットルというなかなかの量ですが、私の場合は3時間かけて飲み切ればよかったので想像していたより楽でした。

事前準備と検査の流れ

事前診察

10日前・・・診察、検査予約

この日が初診でした。
現在の症状と服用している薬を説明したところ、先生より大腸カメラを勧められました。
今まで胃カメラをやっていないこと、ちょうど自治体のがん検診可能年に該当することもあり、そちらもお願いすることに。
少し時間が延びるだけで、2つの検査を同時に受けられるのはありがたいと即決しました。

その後は看護師さんに詳しい説明を聞いて、10日後に予約が取れました。

ノビ
ノビ

病院のサイトで“苦痛の少ない内視鏡検査”というのを見ていましたが、“少ない”というのに引っ掛かっていた小心者です。でも看護師さんの説明のなかで「鎮静剤を使用した場合は寝てしまうので何もわかりませんよ」と聞いてかなりホッとしました。

事前準備

2日前から・・・消化の良い食事

前日・・・下剤(私は元々お腹が弱いので省略してもらいました)

ノビ
ノビ

消化の良い食事についてですが、私は白米+冷奴(薬味無し)+で2日間を乗り切りました。
病院でもらった印刷物によるともう少し食べても良いものもあったのですが、「せっかく2つも検査を受けるのだから!」とストイックに?臨みました。

でもひもじかったな~
薬局で大腸検査食というものの販売もあるそうです。

検査前に良いと記載されていた食事

主食
 ・白米
 ・白粥
 ・食パン(みみは残す、バターは不可)
 ・ロールパン メロンパン

汁物
 ・具なしの味噌汁 すまし汁(豆腐のみ可)

おかず
 ・豆腐(薬味なし)
 ・脂肪の少ない魚(タイ、カレイ、ヒラメ)
 ・脂肪の少ない肉(鶏ささみ、ヒレ肉)

おやつ
 ・カステラ
 ・シャーベット(乳成分を含むものは不可)
 ・ゼリー(寒天を含まないもの)

飲み物
 ・コーヒー 紅茶(砂糖は可 ミルク、レモンは不可)
 ・お茶
 ・スポーツドリンク
 ・実の入っていないジュース

検査当日

9:30 病院到着
9:35 説明と同意書に署名 下剤服用開始(12:30までに)
12:40 検査着に着替え 点滴
13:00 検査室に移動 麻酔 検査開始
16:00 起こされる 着替え
16:25 説明
16:30 帰宅

ノビ
ノビ

前述したように、今回大変だったのは事前の下剤を服用する部分でした。
自宅で飲むか病院で飲むかを選べたのですが、私は下剤服用後の病院までの道中が心配だったので病院でを選ぶことに。
ちなみに専用のスペースで一人だったのでとても気が楽でした。
複数の人が同じ時間帯に検査を受ける検査専用施設や規模の大きい病院だと、お手洗いの使用で他の人に気を遣わなければいけないのが大変だという場合もあるようです。

検査の直前に検査着に着替え、ストレッチャーのような小ぶりのベッドに横になると、点滴が開始されます。気分を落ち着かせるものだということでした。
「時間になりましたので検査室に移動しますね」と横になったまま看護師さんが運んでくれます。
既に先生が待機されていて、氏名等確認の後「では麻酔のお薬入れていきますね」と・・・・・・
覚えているのはここまでです。
曖昧ですが注射をされた覚えはないので、点滴に入れたのかもしれません。

ノビ
ノビ

看護師さんに起こされた時「あれ?今からですか?」と尋ねて「もう終わりましたよ~」と笑われました。検査終了後2時間くらい休んでいたのだと思います。

先生から胃と大腸で計3つのポリープを切除したと説明がありましたが、それがピンとこないくらい体調は普通です。
予約の段階で鎮静剤の使用と、ポリープがあった場合は切除するにしておいて正解でした。

帰り道は少しフラフラしました。車やバイクはもちろん、自転車も使えないことに納得です。
帰宅して寛いでいたら、いつのまにかうたた寝していました。

後日 生検の結果

2週間後に生検の結果を聞きに行ったところ、除去したポリープのうちひとつはいずれガン化する可能性のあるものだったとのことでした。
処置も眠っている間に完了して頂いたので、ありがたいことこのうえないです。
予約の段階で鎮静剤の使用と、ポリープがあった場合は切除するにしておいて正解でした。

料金

事前診察、検査、ポリープ切除(胃1 大腸2)、生検・結果で、計30,000円ちょっと(内 胃カメラは自治体のがん検診)でした。
ポリープ切除があったため保険適用になり、結局持ち出しはだいぶ減りました。

ノビ
ノビ

今後2~3年に一度はまた検査を受けた方が良いとのことですが、こんなに楽なら前向きにお願いできそうです。
今回のことを話した周りの方から、胃カメラ、大腸カメラの検査に対して前向きになったという感想を頂きました。
怖がりの私が言うことなら、と説得力があるのかもしれません 笑