グレートじゃないトラバース|笠ヶ岳(2,898m)

登山
ルート・所要時間

2013年9月13日~9月14日
【1日目】新穂高駐車場(6:10)-(7:20)笠新道登山口(7:30)-(12:45)杓子平(13:00)-(15:35)稜線分岐(15:45)-(17:25)笠ヶ岳山荘(テント泊)
(所要時間:11時間15分)
【2日目】笠ヶ岳山荘(5:30)-(5:50)笠ヶ岳(6:05)-(6:30)笠ヶ岳山荘(7:15)-(8:15)稜線分岐(8:25)-(9:20)杓子平(9:35)-(12:15)笠新道登山口
(所要時間:6時間45分)

新穂高の無料駐車場に着いたのは夜中の2時過ぎ。
朝まであまり時間がないけど、しばらく仮眠をとります。

ほとんど寝れないうちに朝になり、6時過ぎに出発します。
バスターミナルから左俣林道を進み、約1時間で笠新道登山口に到着です。
ここには湧き水が豊富に流れているので、水を汲んでから出発します。
今回登る笠新道は急登で有名で、名にたがわぬ急な上りが延々と続きます。
残暑が厳しく、しかも寝不足のためキツイ登りになりました。

登ること5時間、ようやく杓子平に到着。
ここでやっと笠ヶ岳を拝むことが出来ました。

この段階で既に水が底をついてしまい、ちょっと脱水症状気味です。
足がなかなか進まず、稜線への登りの途中で少し横になって休んだら、いつの間にか眠っていました。
すぐに目を覚ましたけど、他に登山者が見当たらなくなっていて、焦って先を急ぎます。
ここからまた急な上りが続いて、なんとか稜線までたどり着きました。
ここまでくればもう急登はないのでひと安心です。

暗くなる前になんとか笠ヶ岳山荘のキャンプ場に到着しました。
完全にばてた一日でした。

この夜は7時頃から強烈な雷雨に襲われました。
雨はテントの中にまで浸みこんできて、水たまりの中に浮いているような状態です。
1時間くらいで雨は去りましたが、全く落ち着けませんでした。

翌朝、目覚めると朝焼けの中に槍ヶ岳のシルエット。

笠ヶ岳山頂へはわずかな時間で到着です。
乗鞍岳、御嶽山が雲海に浮かんで見えました。
苦労して登って来たのが報われた瞬間でした。

下りはほぼコースタイム通りに歩けました。
ただ笠新道の長く急な下りにはやはり苦労させられた。