シャウレイの十字架の丘へ行ってみた

バルト三国・北欧

十字架の丘の起源は定かではありませんが、1800年代にロシアに対して蜂起して亡くなった人たちのために、ここに十字架を建てたのが始まりだそうです。
その後、リトアニアの人々が平和を祈って十字架を建て、今では5万本以上になっているとのこと。

私たちは、ラトビアのリガからリトアニアのカウナスに向かう途中に訪問しました。
リガから乗ったEcolinesのバスは、2時間半でシャウレイに到着。
バスターミナルは町の中心地、ショッピングセンターに隣接しています。
荷物預り所があるので、ここに荷物を預けて観光しました。

バスターミナルから少し歩いてツーリズム・インフォメーションセンターまで行き、そこで十字架の丘まで行きたいことを伝えて、タクシーを呼んでもらいました。
十字架の丘は現地の言葉で「クリージュ・カルナス」といいます。
タクシーの料金は往復で2000円程度です。

タクシー以外の方法では、24番のバスに乗ってDOMANTAIで下車すれば、そこから徒歩20分で行けます。
ただ、バスは1時間に1本程度しかないため、今回はタクシーを利用しました。

駐車場からしばらく歩くと、このような景色が見えてきます。
丘を中心に無数の十字架が建てられています。
多くの観光客やカトリック信者と思われる人たちがやってきていました。

この丘はどこの管轄でもないということで、自由に十字架を立てることができるようです。
なので、数年前に他界した伯母の形見であるロザリオを、ここに納めてきました。
十字架の丘の周りには、木の十字架を売る露店もありましたよ。

シャウレイからカウナスまでは、当初列車で移動する予定でしたが、バスターミナルに荷物を取りに戻ったついでにバスの時刻を見てみると、ちょうどいい時間に出発するバスがあったので、予定を変更してバスでの移動となりました。カウナスへのバスは1時間に1本くらい出ています。